先日、あの世(グソー)の正月を祝う旧暦1月16日の十六日祭が沖縄各地であったが、少し戻って旧正月の模様についてここでは触れたい。
旧暦文化が残る沖縄ではあるが、旧正月を祝う様子を街中で見かけることはほとんどなく、沖縄の外から来たものにとっては少し寂しい気もする。それにコロナ禍が拍車を掛けて、同居家族のみで行う家が多いようだ。
そのようなコロナ禍の中でも、旧暦文化の色濃い漁師まち糸満の漁港には、色とりどりの大漁旗が今年も翻っていた。今年の旧正月(2021年2月1日)は、暖かく、天気も良くて、大漁旗の鮮やかな色が空に映えていた。